真っ昼間ガール

ただの日記

主戦場

先日、会社の目の前で知らない人に「北海道から来たんですけど…」と声をかけられ、だからなんだよ…と思ったわたしは郷愁の念を忘れかけてるのかな。関係ないか。

 

イメージフォーラムで、「ザ・バニシング-消失-」と「主戦場」をみた。

前者は80年代オランダのサイコホラーで、古き時代のノリと音楽とほのぼの感が絶妙。予告には「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」というキューブリックの賛辞があってちょっと笑った。だってキューブリックのほうが怖いんだもん。でも確かに、どんな恐怖も、怒りも、好奇心への欲求には勝てないというのを見せつけられた点は地味に怖かった。恋人の失踪の鍵を握る人物に、「知りたければ彼女と同じ道をたどってもらうしかない。このコーヒーを飲め」と言われて、一度は拒否るも最終的に飲んでしまう主人公。何が怖いって、観客のわたしたちも真相が知りたいあまり「グズグズするなよー早く飲んでよー」って気持ちになってたこと。

 

主戦場は、今このタイミングで見れたのがとてもよかった。べつに感想や右・左どっちなんていう立場はどうでもよくて(よくはないけど)、こういう映画を、ちゃんと見る意思がある人と仲良くしたい。

・否定派は言葉尻をとらえたり、本質とはずれている細かい揚げ足をとりがち。そうやって話の本筋をずらすのが戦略?

・そして人種差別を隠そうとしない。ブスとか普通に言う
・WWⅡで日本が勝った、という意味のわからないことを言う人が否定派のドン
・人権は、「守る努力をするもの」とかじゃなくて、もともとあるもの。この認識を持ててる人が行政にどれだけいるのだろうか
・無理やり連れていかれたならば、あと騙されたならば、それはもうお金をもらっていたとしても慰安婦
ケネディ日砂恵は、この映画には否定的らしい。発言の意図をまげられたと感じている?
ケント・ギルバートは、ファッション右派?昔は言ってなかったし、あれほど頭のいい人が、こんな明らかに馬鹿らしい発言をするはずない
・東アジアに根深く残り続ける男尊女卑文化が、この問題を見えにくくしてる。韓国の被害女性が汚らわしい存在とされてしまうから、そもそも自分が被害者だと名乗り出られない

 

演劇だと、最近見たのは劇団民藝の「正造の石」と「新・正午浅草」。終演後には制作陣と劇場近くの餃子屋とか沖縄料理屋で昼からどんちゃん