真っ昼間ガール

ただの日記

火花を読んだ

今更。

 

人間と人間の関係の、ほんのささいな隙間を目の当たりにしたことがある人だけが知る痛み。渦の中で、いたたまれない思いをしたことがある人だけが知る、できれば知りたくなかった痛み。涙が出るくらい、いたいなぁ。

テーマは単純で真新しくもないし、その一つのテーマをこねてひき伸ばした感じの一冊に思える。手法も凡庸?けど、個々のシーンの描写のうまさに不意打ちではっとさせられる。小説ってかくあるべきか、と思わされる。

 

エモせつなさに引っ張られて久しぶりにサイモン&ガーファンクルなんか聴いてる。