真っ昼間ガール

ただの日記

映画と演劇、少し前

「アラジン」、この製作陣、キャスト、物語のポテンシャルならもっと、もっとできたんじゃないかと思うものの、やっぱりディズニー映画独特のエモみに勝るものはなく劇場で最初から最後まで大号泣。アラビアン・ナイトが流れると自動的に泣く。悪役や脇役のキャラはもう少し立っててほしかったけど、主人公2人は男の歌以外いい感じ。クセがなく魅力的な2人。ところどころ女の子主体になってるのが今風。リアリティと、荒唐無稽加減のバランスがいい。

 

参院選少し前、自称・政治ウォッチャーのNさんと一緒に「新聞記者」。わざわざ亀戸に行ってタクシーまで乗ったのに、お目当てのうどん屋さんが空いてなくて大爆笑。代わりに2人でトンカツ定食むしゃむしゃ食べて劇場へ。映画は、かなり消化不良。参院選前にこの映画が封切られた意気込みはすごいと思うけど(むしろ映画なんて取るに足らないとなめられてる?)、まったくひねりのない話と悪役を悪役として描きすぎる過剰演出(内調のシーンだけやたら照明が暗い)、現状に一言を投じる映画なのに登場人物はやたら前時代的(男は仕事、で全て許される世界観)、あとそもそも人間の描き方の浅さが気になる。そのあとは京成立石で飲み明かす予定が、なんとどこのお店も空いてない。後から聞いたら立石の飲み屋街は閉まるのが早いらしい。明かり煌々としたアーケード街のチェーン店で一杯。

 

演劇だと、芸劇で「お気に召すまま」。満島ひかりファンの仲よしお仕事相手、Yさんに誘っていただいた。もちろん原作はシェイクスピアだけど、セリフも解釈も新しい。演出もかなり独特で、客席が森に見立てられ役者たちが大胆に動きまわる。ノリと勢い、って感じであんまりセリフが頭に入ってこなかったな。スタッフ欄をふと見たら大学の後輩の名前があって、同姓同名か?と思いつつ連絡するとドンピシャ。がっつり制作に関わっててパンフの執筆もしたらしい。すごー。その後はアガリコでワイン開けて楽しい食事。Yさんの60代とは思えない飲みっぷりと底抜けの無邪気さが本当に大好き。

 

あと飛行機の中で、今更ながら「2001年宇宙の旅」を見た。AIも宇宙もわりかし身近な今だからこそかろうじて理解できたしおもしろみも感じたけど、これ当時の人がいきなり見たらまじで理解不能なんじゃないか。最初のシーンと最後のシーンは現代人の私も意味わかんなかった。