真っ昼間ガール

ただの日記

かがやきで冬の金沢へ

金沢へ行ったのを思い出した、12月の中旬のこと。おめあては小松弥助、一見さんは予約がとれず、常連さんも3ヶ月待ちの伝説の鮨屋なり。

 

せっかくだからと早起きをして、午前中は雨の兼六園へ。前田家の奥方のためのお屋敷を見学して江戸後期の工芸のハイカラさに驚き(デザイン超おしゃれ、超アヴァンギャルド)、江戸時代に作られた滝を眺める。

 

旅館の中に店を構える小松弥助。なんと大将の真ん前の席で、仕事をあますことなく見れて、声をあますことなく聞けて、もう涙が出てくる。人がお好きなんでしょう、お客皆に声をかけてくれる。手から手へていねいに渡されるお鮨。

白子すり流し
蒸し鮑
せこがに
マグロとこのわた
炙りトロ
はまぐり
甘エビ
白山
コハダ
細切りイカ
ウナキュウ
塩アナゴ
ネギトロ
ヒラメ汁

おみや・弥次喜多

 

ほろ酔いでひがし茶屋で酒を二本買うなどして、知り合いおすすめの割烹へ。なんとせこがにを一日二杯食べるという贅沢。突如降り注ぐ蟹のお恵み地獄に、そしておきまりの地酒ざんまいに、笑いが止まらない日だったのでした。