真っ昼間ガール

ただの日記

マッドマックス 怒りのデス・ロードまとめ

マッドマックスの好きなところをまとめようと思ってせこせこ書いてたら、あと少しってところで全部消えた。What a lovely day...

 

あらためて再度少し書くと、

・映画としての正義がある。子供からお年寄り、ギャル男から大学教授まで楽しめる作品ってあんまない。表層的な物語はある道を行って帰ってくるだけだからものすごい簡単。アクション、マシン、音楽、世紀末の荒廃感だけで充分かっこいいし、CGを使ってないカーアクションとしても秀逸、そして道すがら人と新たに出会うという意味でロードムービーとしても素敵。死ぬところを直接的に描いてない(と私は思う。異論あり)からお上品だし。

 

・作中世界の野暮ったい説明がない。アクションと交わす視線と細かい仕草とセリフに全部ぶっ込まれてる。だから純粋に映画にハマれる。たとえばマックスとフュリオサの信頼関係の構築については2人の視線と名前の名乗り方なんかでだいぶ感動する(Max, my name is Max.)まぁ細かい部分がわかってくるのは2回目以降だし、裏話本にしか載ってないバックストーリーもあるし、わけわかんなくてハマれない人もいるのは確かだけど。

 

・まったく違う時代、違う世界の話に見えるけど、私たちのまわりにあることしか描いてない。協力、信頼、成長、権力、目標、宗教、資源エトセトラ。神話の神様って意外と人間くさいよねって思うのと似てる感じ。個別で言うと、女が女を救う話であるとか、ニュークスの成長(恋)物語であるとか、頭でっかち力不足とノータリン筋肉の対比とか、権力者イモータン・ジョーの間違いと正しさとか、宗教は人を救うか?とか。

 

・大事なものが何かわかってる人たちの世界だから話が早い。立場や恵まれた生活を捨てても矜持を選ぶ。We are not things.

 

もっといっぱいあるけど。

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